かたつむりの会 - エゴマプロジェクト

エゴマプロジェクトでは、荒れ地や耕作放棄地を利用してエゴマを育てます。エゴマはDHA・EPAを多量に含み、昨今の食生活で減りつつある魚介類の栄養分を補うのに最適です。有害鳥獣の被害も少なくどんな土壌でも比較的よく育つので、荒れた農地の活用・農村の活性化にも一役買います。

イベントのご案内

エゴマ定植会
日時:2017年7月9日(日) 朝9時30分〜
集合場所:スコラ高原
参加費:1,000円/1人(中学生以下無料)

 生産者の伊勢村さん指導の下、みんなでえごまの苗を畑に定植します。参加者は昼食と「えごま油引き換え券」がもらえます。
※雨天決行、大雨(台風直撃など)の場合は中止
※豪雨のため中止となりました

2016年の脱穀の様子

2016年10月10日(月)(祝) 脱穀会
 参加者は生産者と消費者合わせて大人12名子供2名、よい天気でした。今回は1反半ぐらいの広さの畑、昨年と同様、ふるいと唐箕でごみを取り除く作業です。日当たりのよい場所で、エゴマもすくすくと育ったことでしょう。

エゴマプロジェクトの畑2016
今年みんなで作業する畑は、3年前に植え付けを行ったのと同じ場所です。同じ場所でも、違う季節に訪れるとまたひと味違った感じがします。
エゴマの苗2015
シートを広げて、みんなが集まって作業開始です。大人たちは世間話をしたりしながら枝を叩いて実を落とす作業、子どもたちはふるいと唐箕を担当しました。
エゴマの苗1本 2015
今回脱穀したのは白い実のエゴマ。精製された白ではありませんが、シートの上に広げられると目立ちます。ごみと実を選別するのは、黒エゴマより白エゴマのほうが容易です。
株間測り尺
今年もいました、きれいなピンクのヨトウムシのような虫。写真では伝わらないかもしれませんが、実物はほんとにきれいです。エゴマでこんな色になるんですかね・・・?
植え付け前後の畑
お昼はベジタリアーンなメニュー。栗おこわと野菜けんちん汁、キノコの漬物、きゅうりの漬物など。シンプルですが味わい深いお昼ご飯でした。
苗が乾かないように
唐箕でごみと実を選別。ここ数年は彼がこの作業を担当していて、ハンドルを握る姿はもはやベテランの域。なかなかコツがいります。
手作り弁当
袋に入った白エゴマ。叩いて少しずつ取り出された実が溜まると、なかなか爽快感があります。30kgの米袋にエゴマがはいると1袋が約18s。
搾油機
本日の収穫は、3袋と3分の1袋ぐらいで、合計60kgほど。80kgを目指したいところですが、少し足りません。作業の更なる効率化などが今後の課題です。

 今回作業した畑は昨年の3倍ほどの広さがありましたが、植え付けた面積は昨年の2倍ぐらい。収量はおおむね60kgほど。反当たりの収量は昨年と同じレベルと思われます。

 作業時間は午前中2時間半+午後3時間半ほど。一反ぶんを手作業で脱穀となるとやはり根気が必要ですが、実を傷つけずに脱穀するためには必要な作業です。機械で脱穀すると実に傷がついて酸化が早くなり、人体の健康に有効と思われる成分が劣化してしまう可能性が高いのです。高品質な作物を得るためのこだわりです。

 かたつむりの会のこだわりは「食の安全と健康」を未来へつなぐこと。世に提供する作物は健康なモノである必要があります。

2015年の脱穀の様子

2015年10月18日(日) 脱穀会
 参加者は生産者と消費者合わせて10名、よい天気でした。今回は6〜7畝ぐらいの広さの畑、1週間ほど前に刈ってあったエゴマの株を叩いて実を落とし、ふるいと唐箕でごみを取り除く作業を行いました。

エゴマプロジェクトの畑2015
今回脱穀するエゴマが植え付けられた畑。日当たりが悪く周りの人からも心配されていたようです。すでに刈ってありますが、十分な量の実はついているのでしょうか・・・?
エゴマの苗2015
1週間ほど前に刈って倒してあるエゴマ。乾かしておいて、叩いて実を落とすのが今日。ブルーシートを広げて、叩き棒を手に取って、ひたすら叩きます。
エゴマの苗1本 2015
1週間ほど前に刈ったのですが、まだ茎が青かったりします。これは日当たりが悪いせいなのですが、茎を切られてから1週間たってもまだ生き続けているエゴマの生命力にも感心します。
株間測り尺
叩く棒と落とした実を集めるほうき。棒は2股や3股になった木の枝、このかっこいいほうきはほうき専用の藁を使って作られたものです。ホウキグサではないそうです。
植え付け前後の畑
しばらく叩くとだんだん落ちた実が溜まってきます。掃いたりシートをめくったりして集めて、ふるいと唐箕を使ってごみと分け実だけ取り出します。今回は黒い種類のエゴマ。
苗が乾かないように
今回使ったのは青い金属製の唐箕。以前は木製のものを使いましたが、これはこれでかっこいいですね。そして頑丈です。
手作り弁当
本日の成果は、30kgの米袋に2袋弱。エゴマがはいると1袋が18sなので、約36kg弱の収穫となりました。この状態から出荷までに、さらに仕上げのゴミ選別が行われます。
搾油機
本日叩いたエゴマの穂ですが、じつはもっと乾かしたらもっと実が落ちるようです。ということは収量はさらにアップの可能性。でもちょっと作業はしんどいですね。

 今回の畑は日当たりが悪く周囲の方々からも心配されていたそうですが、無事終えることができてひと安心。収量はおおむね30kg超ほどと思われます。刈ってあった分がまだ完全に乾いていなかったので、もう少し乾燥させて叩けばもう少し穫れそうです。

 作業時間は午前中2時間+午後3時間ほど。振り返ってみるとそれほど長い時間ではありませんが、作業していた時はいくら叩いても終わらない感じがして果てしなく続くと思われました。

 大変だけど、達成感がありました。今年もエゴマが収穫できたことに感謝です!

 ちなみに、この後出荷までに水洗いして、水に浮かせるそうです。種取りなどの場合は水に入れて沈んだものを残しますが、エゴマは油分を多く含むので浮いた分をよいものとして取ります。茎や葉は水を含んで沈むそうです。

2015年の定植の様子

2015年6月21日 定植会
 参加者は生産者と消費者合わせて8名、前夜に雨が降りましたが当日は晴れました。今回の植え付けるのは2反ほどの敷地内で1反ほど。ほ場はすでに一度トラクターが入っていて、植え付けを行う条がつけられていました。条約80cmに約60cm間隔で苗を植え付けていきます。

エゴマプロジェクトの畑2015
この畑にエゴマを植え付けます。昨年より上のほうにある畑。昨年大豆が植えられていましたがウサギやサルなどの動物がたくさん食べたそうです。エゴマの場合はどうでしょう・・・?
エゴマの苗2015
今年のエゴマの苗。以前植え付けた苗はもっと長く伸びていたのですが、今回は少し植え付け時期が早く苗が小さめです。伸びすぎていても小さすぎてもダメ、今回はどうでしょう・・・?
エゴマの苗1本 2015
1本の長さはだいたい10cm前後ぐらい。苗代(畑の中の苗エリア)でここまで育ったところを掘り返して根がむき出しになっていますが、すぐ植えれば大丈夫です。エゴマはけっこう強い。
株間測り尺
あらかじめ同じ長さで植物の茎を切っておいて、苗の間隔が同じになるよう基準にします。茎は約55cmで切ってあるので、少し余裕を持って苗を置くとだいたい株間60cmに。
植え付け前後の畑
左が植え付け前、右が植え付け後。苗が小さく見た目はあまり変わりが分かりません。今回は土を寄せて植えています。土の質や状態、天候によっても植え方が変わります。
苗が乾かないように
苗が乾かないよう、葉の幅が広めの草を上から置いています。日差しが強い時は要注意。植物も生きもので、気遣いが必要なことが多々あります。
手作り弁当
伊勢村さんの奥さまが作ってくれた手作り弁当。外観は仕出し弁当みたいですが、中身はもっとよいです。猪肉のハンバーグと野菜たくさん。野菜はエゴマドレッシングで。
搾油機
油を搾る機械です。エゴマ専用。実をよーく選別しているので、ここで絞るエゴマ油は澄んだ黄金色をしています。農薬を使っていたり質の悪い実は絞りません。

 見たところ約一反ぐらいの面積を植え付けるのに、実質7人の人手で約1時間半ぐらい。ということは、1人で一反植え付けたら7×1.5で10時間半。人が集まるといろいろ話ができて楽しくてしかも作業も早くできる、ということが実感できました。

 この後のエゴマ生育にあたっては、ある程度大きくなってきたら、随時摘芯して草丈120cmぐらいをキープするのがよいようです。あまり背が高くなると台風などで倒れやすくなり、脱穀もしづらくなります。収量は、手作業の場合はおおむね60〜80s/反ぐらいを目指します。コンバインで刈ると実がたくさん落ちてしまって、20kg/反ぐらいまで収量が落ちるそうです。

2014年の刈り取りの様子

2014年10月19日 収穫会
 参加者は生産者と消費者合わせて4名と少人数でしたが、晴天に恵まれて作業もはかどりました。今回行ったのは畑での刈り取り作業。今年の夏は雨が多くてあまり草の管理ができなかったため、草刈機での作業は効率が悪いと判断して、鎌で刈り進めていきました。

エゴマプロジェクトの畑
エゴマが植え付けられた畑です。今年の夏は雨ばかりで、ここの畑のエゴマは雑草と一緒に育ちました。
熟したエゴマの株たち
実が熟して葉が落ち枯れたエゴマ。草も育っていてうっそうとしていますが、エゴマの実も確かに育っていました。刈り取りはもう少し早くてもOKとのこと。
鎌の持ち方
鎌は少し短めに持った方が良いようです。のこ鎌とは少し違う感じ。のこ鎌はギザギザが削れてしまったら研ぐのは難しいですが、この鎌なら何とか研げそうです。
刃の入れ方
鎌の刃は下から上に向かって斜めに入れると切れやすいです。押し付けて引っ張るのではなく、刃の長さ全体を使って・・・。と言うより、やってみるのが一番。
束ねたエゴマの株
ある程度の量を刈り取ったら縄で縛ります。縛り方に少しコツがいります。「これができるようになったらあんたも農家のはしくれ」とか。
まだ葉のあるエゴマの株
この畑の中で一株だけ熟していないものがありました。この株から種取りして「極晩生」の品種ができるか試します。日々研究ですね。
干しているエゴマ
束ねたエゴマは数日間干して十分に乾いてから脱穀します。昨年、消費者も一緒に作業したのはこの後の工程の一部。どの工程にも知恵と技があります。

 今回作業した畑は約15アールほどの面積。刈り取って、束ねて、干す、という行程を4人の手作業で約3〜4時間ぐらいで行いました。手作業はちょっとしたコツや技がいりますが、覚えれば誰にでもできるはずだと感じました。身体にも頭にも、ちょっとした運動にもなります。機械が入れない場所などでは絶対に手作業が必要だし、機械の動きも手作業のコツや技をもとにしているはず。自分が動くこと、もっと大切にしたいですね。

2013年の定植会の様子

■2013年7月15日
 定植は午前中を予定していましたが、豪雨のため午前中は有機農業塾で待機していました。午後になって雨が止んだので定植を行いました。参加者は10名前後。伊勢村文英さん指導の下、みんなでえごまを定植しました。参加者には「えごま油引き換え券」が配布されました。

えごま定植作業中
えごま定植の様子。30〜40cmぐらいに育ったえごまの苗を1本ずつ手で植えていきました。1辺が100メートルほどあるので大変でした。
えごまが定植された畑
定植が完了した畑。植え付け直後は少ししおれていましたが、1週間ぐらいすると活着するそうです。元気に育つことを祈ります!収穫は9月の予定。

2013年の脱穀会の様子

2013年10月14日
 参加者は生産者と消費者、会員外の方も合わせて13名。すでに伊勢村さんが刈り取って干してあったものを脱穀する作業でした。晴天に恵まれて作業日和で、それぞれがいろんなことを話しながら作業を進めることができました。

刈り取ってあるえごま
すでに刈り取ってあるえごま。このえごまを、1.叩いて落とす、2.集める、3.ふるいにかける、4.唐箕(とうみ)にかける、という工程で作業します。
こぼれているえごまの実(種)
叩く前からこぼれているえごまの実(種)。叩く作業をするために別シートの上に移動しますが、これ以上こぼれないようにそーっと運びます。
えごまを叩いている様子
えごまを叩いて脱穀している様子。先がYの字に開いた木の枝などを山から拾ってきてそれで叩いたり、えごまの株どうしを叩き合わせたりして茎から実を落とします。いっしょに葉や実の周りのがくも落ちます。
えごまを集めている様子
落としたえごまを拾い集めている様子。葉など大きなごみは分けて拾います。叩いて落としている時には気づかなかった虫もたくさんいます。ある程度虫がいるのは健康な証拠。
ふるいにかけている様子
ふるいにかけている様子。伊勢村さんから、「円を描くように振る」とのご指導。ふるいにかけてもまだ少し葉の破片やがくなどは残っています。
唐箕の機械に入れている様子
脱穀したえごまを唐箕の機械に入れる。ハンドルを回して風を起こして、軽い葉やがくなどは遠くに、重みのある実は手前に落ちます。
唐箕から落ちてきたえごまの実
唐箕から落ちてきたえごま。何回か唐箕にかけると葉などの屑がほとんど入らない純粋なえごまの実だけになります。
お昼のごちそう
作業の後、有機農業塾でお昼ごはんをごちそうになりました。猪肉入りのけんちん汁、栗ごはん、猪肉の炒め物などが振る舞われました。ごちそうさまでした!

 今回の作業では刈ってあったうちの半分ぐらいを脱穀できましたが、あと半分以上をまた生産者の方々が作業することの大変さを考えると、食糧を得られることのありがたみを思わずにいられません。品薄状態だったえごまの実やえごま油はもうすぐ入手しやすくなります。えごまで健康になろう!